ヨガのしくみって?
今日は
「ヨガのしくみ」
というくくりでお話を☆
ここまで、
呼吸が大切だとか、
体に意識を向けるとか、
心理学や脳科学の観点から書いてきましたが、
うーん・・・
実際何を言ってるんだかよくわからない・・・
と思われている方も多いと思います(笑)
書いておきながらなんですが、
私もヨガを半信半疑で始めた頃は、
同じ思いを持っていました( *´艸`)
ではわかりやすく(^_-)-☆
~ 体に意識を向けるとは ~
まずは立ってみてください。
ただ普通にいつも通りに立つだけで大丈夫です。
足の裏は当然見えないので、
自分の感覚を頼りに上の写真の赤い部分。
ここに均等に体重がかかっているかどうか?
見えないので感覚だけを頼りに観察してみてください(^_-)-☆
では次に指全部を広げて、
床から持ち上げて見てください。
そして指を上げたまま親指の付け根の赤い部分を
意識して踏みます。
そのまま親指だけを床に下ろします。
今度は小指の付け根の赤い部分を
意識して踏みます。
そのまま小指を床に下ろします。
どうでしたか?
小指の付け根を踏もうとするだけで、
先に踏んでいた親指側の付け根が浮いてしまったり、
かかとの赤い部分の外側や内側だけに
過度に重心がかかってしまったりしますよね(*´ω`)
また指だけにギューッと力が入って、
つりそうになってしまった方もいるかもしれません。
これが体に意識を向けるということです。
この一連の動作をやっている間、
足の指以外の事を考えていたでしょうか?
考えられないですよね(笑)
~ あるがままを受け入れるとは ~
この単純な一連の動作の中で、
すんなりできたことや、
逆にどうやっても上手くできなかったことが、
あったはずです。
体のあらゆる部位の中で、
頭から遠い部位ほど、
人は無意識です。
この一連の動作をやってみたことで、
自分の足がどういう状態であるのかが、
嫌でも知ることができましたよね(笑)
上手くできたかどうかではなく、
今のこの状態をただ知ること。
上手くできたかどうかを評価しがちですが、
評価はせずにただ知ること。
~ 呼吸が大切ということ ~
一連の動作をやっている間、
無意識に呼吸を止めていませんでしたか?
人は力を入れた時や、
緊張状態にある時、
呼吸を止めてしまいがちです。
呼吸を止めてしまうと、
筋肉が収縮し固めてしまい、
これがケガや故障につながります。
一連の動作の中で、
足がつりそうになったり、
足の指にギューッと力が入ってしまった、
無意識に呼吸を止めているんです。
無駄な力を抜いて、
ケガや故障から自分の身を守る。
更に呼吸には、
肺や内臓をマッサージする効果があります。
肺は自ら拡張したり収縮する器官ではなく、
呼吸することで横隔膜が動き、
この横隔膜が肺を拡張・収縮させています。
心臓以外の内臓も同様です。
呼吸が浅いと横隔膜があまり動かず、
栄養である酸素を取り入れることや、
毒素や排泄物である二酸化炭素を排出する機能が、
落ちてしまうのです。
この一連の動作も立派にヨガです♪
これを体のあらゆる部分に対して、
実践していくのに考えられたのが、
ヨガのポーズなんです。
そして実践している間は、
目に見えない体の中に意識を
向けること以外は何も考えない、
いや考えられない(笑)
これが脳や心を空っぽにすることになり、
よくいうマインドフルネスとことなんです。
普段意識をしていない、使っていない
体の部分を使うことで、
脳内でもいつも使っていない部分を使います。
使っていない部分を使うことで、
思考の仕方の傾向が変わったり、
繊細なことに気づくようになります。
~ 続けるということ ~
人には潜在意識と顕在意識があります。
潜在意識は無意識に行っていること、
生命維持や安定、
つまり根底にある思いや習慣ともいえます。
これが意識の9割を占めています。
これに対し顕在意識は、
変わりたい、行動したい等々、
自分の意志で思考しているという
自覚があります。
これは意識の1割にも満たないと
言われています。
いつも使っていない体の部分を
使うことで、
この潜在意識と顕在意識の
「かきまぜ」が行われます。
でも潜在意識が9割を占めるので、
脳はまた元に戻ろうとします。
「かきまぜ」を繰り返し行うことで、
徐々に顕在意識が潜在意識を
書き換えるのです。
ヨガの最後のポーズに、
「シャバアーサナ(屍のポーズ)」
というのがあります。
このポーズはただ仰向けに横たわって、
休憩しているようですが、
この「かきまぜ」を
落ち着かせている時間なんです(^_-)-☆
体が整えば心が整うしくみ♪
おわかりいただけたでしょうか(*´ω`*)
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